おみおくりの作法
ささやかな人生のフィナーレに寄せて
上映スケジュール※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。
ストーリー

ロンドン南部の公務員ジョン・メイの毎日は、慎ましく整然と過ぎて行く。その仕事は、孤独死した人の葬儀を執り行うこと。親類縁者を探し、ふさわしいBGMを選び、弔辞を書く。故人のために誠実の限りを尽くすのが彼なりの矜持だ。ところが、年配のアルコール中毒患者ビリー・ストークの遺体が見つかった日、解雇を言い渡されてしまう。最後の案件となったビリーのために東奔西走する中で思いがけない出会いが待っていた。
解説
静かな情熱を傾けて仕事に取り組む慎ましやかな男ジョン・メイ。日常生活も含めて、すべてを粛々と進めていく姿には、そこはかとない滑稽さが漂う。演じるエディ・マーサンが巧い。『思秋期』や『戦火の馬』などの作品で名演を見せてきたが、本作が長編初主演である。身寄りの無い人の葬儀を手配する民生係の新聞記事に触発され、丹念に取材を重ねて脚本を書き上げ、自らメガホンをとったのは、『フル・モンティ』のプロデューサー、ウベルト・パゾリーニ。孤独に生き、死んでゆくことの意味と、誰かのために尽くす生き方を静謐な筆致で描き出し、忘れがたい名作を完成させた。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門監督賞受賞作品。
公開日 | 2015年1月24日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開 |
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配給 | ビターズ・エンド |
制作国 | イギリス=イタリア (2013) |
ジャンル | ドラマ |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
スタッフ・キャスト | 監督・脚本・製作:ウベルト・パゾリーニ 出演:エディ・マーサン/ジョアンヌ・フロガット/カレン・ドルーリー/アンドリュー・バカン/キアラン・マッキンタイア |
スタッフ
監督 |
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脚本 |
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エグゼクティブプロデューサー |
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プロデューサー |
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撮影 |
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プロダクション・デザイン |
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音楽 |
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編集 |
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衣裳デザイン |
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キャスティング |
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アソシエイト・プロデューサー |
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ライン・プロデューサー |
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キャスト
俳優名 | 役名 |
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エディ・マーサン (Eddie Marsan) | John May (ジョン・メイ) |
ジョアンヌ・フロガット (Joanne Froggatt) | Kelly Stoke (ケリー・ストークス) |
カレン・ドルーリー (Karen Drury) | Mary (メアリー) |
アンドリュー・バカン (Andrew Buchan) | Council Manager (評議会マネージャー) |
デヴィッド・ショウ・パーカー (David Shaw Parker) | Billy Stokes' Caretaker (ビリー・ストークス管理人) |
マイケル・エルキン (Michael Elkin) | Caretaker (管理人) |
シアラン・マッキンタイア (Ciaran McIntyre) | Jumbo (ジャンボ) |
ティム・ポッター (Tim Potter) | Homeless Man (ホームレスの男) |
ポール・アンダーソン | Homeless Man (ホームレスの男) |
ブロンソン・ウェッブ (Bronson Webb) | Morgue Attendant (モルグの職員) |