球形の荒野

祖国、妻子を捨てた男が、十七年ぶりに帰郷した事から発生する殺人事件、揺れ動く父と娘の心情をミステリアスに描く

上映スケジュール



※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

昭和三十六年、初夏。関西での取材を終えた新聞記者添田は、大和路で婚約者の野上久美子と合流した。大和路は久美子の亡き父・野上顕一郎がこよなく愛した処であり、彼女は亡父に自分の第二の人生の出発を告げに来ていた。ところが唐招提寺の拝観者芳名帳の中に、亡き父にそっくりの、中国の古人・米帯の書に習った筆跡を発見した。翌日、久美子は添田を伴って筆跡の確認に向かうが、その部分だけが破りとられていた。二人は帰京すると、久美子の母・孝子にこの事を話すが、とりあってくれない。しかし、添田は何となく判然としなかった。久美子の父・顕一郎は、第二次大戦末期、ヨーロッパの某中立国公使館で、一等書記官を務めていたが、終戦一年前、任地で病のため客死した、と当時の正式な公電によって伝えられている。添田は、当時野上の部下で、現在外務省欧亜局課長の村尾、当時現地の特派員で公使館に出入りしていた滝に会ったが、不思議に二人とも反応は冷淡だった。


解説

第二次大戦末期、日本を破滅の淵から救うため、祖国、妻子を捨てた男が、十七年ぶりに帰郷した事から発生する殺人事件、揺れ動く父と娘の心情をミステリアスに描く。脚本は星川清司、監督は脚本も執筆している「メス」の貞永方久、撮影は「再会(1975)」の坂本典隆が、それぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)


配給-
制作国日本 (1975)
ジャンルスリラー/サスペンス 
スタッフ・キャスト監督:貞永方久
出演:芦田伸介/乙羽信子/島田陽子/竹脇無我/山形勲


スタッフ

監督
脚本
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
助監督
スチール

キャスト

俳優名役名
芦田伸介野上顕一郎
乙羽信子 (Otowa Nobuko)野上孝子
島田陽子 (Youko Shimada)野上久美子
竹脇無我 (Muga Takewaki)添田彰一
山形勲滝良精
岡田英次 (Eiji Okada)村尾芳正
藤岡琢也伊東忠介
笠智衆 (Ryu Chishu)福竜寺住職
田宮二郎 (Jiro Tamiya)ナレーター
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