私は貝になりたい(2008)

上映スケジュール



※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

戦火たけなわな昭和19年。理髪師の清水豊松(中居正広)は、高知の海沿いの町で小さな店を開業していた。家族は、妻の房江(仲間由紀恵)と息子の健一。同業者の房江とは、駆け落ち同然で一緒になった仲だった。その町に二人でたどりつき、苦労を重ねて店を開いたのだ。そんな豊松にも召集令状が届いた。戦局は激しさを増して、豊松は本土防衛の中部隊に配属される。軍隊での日々の過酷さは想像を絶するものだった。矢野中将(石坂浩二)の指揮のもと、豊松や滝田(荒川良々)のような二等兵は、上官からボロ雑巾のように扱われた。ある日、撃墜されたB29の米兵がパラシュートで領地内に降下してきた。矢野中将は「処刑せよ」と命じ、その任務は豊松と滝田に回ってくる。上官からの命令は、陛下の命令に等しい。やむなく豊松は、すでに虫の息の米兵へと銃刀を向けた……。終戦を迎えて、豊松は高知へと帰った。房江や健一と再会し、ふたたび理髪師として腕を振るおうと決意する豊松。房江の胎内には新たな生命も芽生えていた。ささやかな幸福と平和を噛み締める豊松の身に青天の霹靂が起こる。戦犯容疑で占領軍から逮捕されたのだ。軍事裁判を受けた豊松は、絞首刑という重い判決が下る。わけもわからないまま、巣鴨プリズンに収容される豊松。そこで彼が出逢ったのは、いまも続く戦火のなごりの犠牲となる人々だった。同室になった大西三郎(草なぎ剛)は、翌日に処刑される。次に同室となった西沢卓次(笑福亭鶴瓶)は、減刑に向けてアメリカ大統領に嘆願書を綴っていた。高知から3日がかりで訪れた房江と健一、産まれたばかりの直子と面会した豊松は泣き崩れた。そして、房子は減刑の嘆願のため、知人の伝手を頼って雪の中を奔走する。しかし、その努力も報われることはなかった。豊松に処刑の日がやってきたのだ。最後に残した彼の遺言は、「生まれ変わったら、私は貝になりたい」だった。


解説

日本の軍隊とB級C級戦犯裁判の不条理に翻弄されたひとりの男の悲劇を生々しく描く。もともとテレビドラマの脚本として書かれ、その脚本家である橋本忍の映画監督デビュー作ともなった反戦ドラマを再映画化。黒澤明の「生きる」「七人の侍」など多くの傑作を手掛けてきた橋本忍が、みずから脚本を改訂した。主演は「模倣犯」の中居正広と、「トリック 劇場版」シリーズの仲間由紀恵。TBSの社員ディレクターとして、「白い影」「砂の器」などで中居正広とコンビを組んできた福澤克雄が映画監督デビューを飾る。劇中の海沿いの町は、隠岐諸島の西ノ島でロケ撮影された。


公開日2008年11月22日より
配給東宝
制作国日本 (2008)
ジャンル 
スタッフ・キャスト


スタッフ

監督
特撮監督/特技監督
脚本
原作
エグゼクティブプロデューサー
プロデューサー
撮影
美術
音楽
主題曲/主題歌
録音
照明
編集
衣装デザイン
ライン・プロデューサー
遺書
題名
題字/タイトル

キャスト

俳優名役名
中居正広 (Masahiro Nakai)清水豊松 (シミズトヨマツ)
仲間由紀恵 (Nakama Yukie)清水房江 (シミズフサエ)
柴本幸 (Shibamoto Yuki)敏子 (トシコ)
西村雅彦 (Masahiko Nishimura)根本 (ネモト)
平田満 (Mitsuru Hirata)三宅 (ミヤケ)
マギー酒井正吉 (サカイショウキチ)
加藤翼清水健一 (シミズケンイチ)
武田鉄矢 (Tetsuya Takeda)竹内 (タケウチ)
伊武雅刀 (Masato Ibu)尾上 (オガミ)
片岡愛之助日高 (ヒダカ)
名高達男 (Tatsuo Nadaka)足立 (アダチ)
武野功雄木村 (キムラ)
六平直政 (Naomasa Musaka)立石 (タテイシ)
荒川良々 (Yoshiyoshi Arakawa)滝田 (タキタ)
泉ピン子 (Izumi Pinko)折田の母 (オリタノハハ)
浅野和之 (Kazuyuki Asano)通訳 (ツウヤク)
金田明夫 (Akio Kaneda)背広の男 (セビロノオトコ)
山崎銀之丞
梶原善 (Zen Kajihara)折田俊夫 (オリタトシオ)
織本順吉 (Junkichi Orimoto)
笑福亭鶴瓶 (Syofukutei Tsurube)西沢卓次 (ニシザワタクジ)
草なぎ剛 (Tsuyoshi Kusanagi)大西三郎 (オオニシサブロウ)
上川隆也 (Takaya Kamikawa)小宮 (コミヤ)
石坂浩二 (Koji Ishikawa)矢野 (ヤノ)
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