帝国オーケストラ ディレクターズカット版

上映スケジュール



※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、設立時より企業組織形態をとっていた。そのため第一次世界大戦後のインフレで、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーが首席指揮者を務めていた1933年には倒産の危機に直面する。ドイツ新政府の宣伝大臣ゲッベルスは、ベルリン・フィルが文化的宣伝に利用価値があると捉え、33年10月に楽団への財政的支援を行うことを決定。さらに34年1月15日、ドイツ帝国はオーケストラ経営権を100%購入し、帝国オーケストラを設立する。4人のユダヤ人団員は弾圧を受け海外へ脱出。違うルートを経て、50年代に南カリフォルニアで再会する。残った団員は特権的待遇を受け、兵役も免除された。ベルリン・フィルは45年のドイツの無条件降伏の3週間前にも演奏を行ったほか、様々な公式の場で演奏した。また34年から44年までの間に、国内外でツアーを数多く行った。それはオーケストラの国際的な評価をあおると同時に、財政を補う目的があった。44年1月30日の晩、旧フィルハーモニーがイギリスの爆撃により焼失し、楽器や譜面も失った。しかし会場を移しながら演奏会を続け、終戦間近の数ヶ月は、ラジオ放送と大規模な演奏会を集中して行った。45年4月11日、軍需大臣アルベルト・シュペーアは、ベートーヴェン・ホールで特別公演を開催した。演目は、ワーグナーの『神々の黄昏』だった。45年4月中旬、ドイツ第三帝国の支配下での最後のコンサートが行われ、数週間活動を休止。数人の団員が徴兵されたり、ベルリンから逃亡した。その後ドイツ降伏から数日の間に、楽器と譜面と、ほとんどの団員の生存が確認される。しかしフルトヴェングラーは非ナチ裁判のため指揮活動を禁止され、レオ・ボルヒャルトが指揮者に就任する。第三帝国終焉の約2週間後となる45年5月26日、ベルリンのチタニア・パラストで戦後初の演奏会が開かれた。演目は、フェリックス・メンデルスゾーン・バーソルディによる『真夏の夜の夢の序曲』であった。


解説

フルトヴェングラー率いるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が1933年からナチスの支援を受け、宣伝大臣ゲッベルスによってプロパガンダに利用された実態を、当時の団員やその子どもたちへのインタビューと記録映像で描き出すドキュメンタリー。監督は、「ベルリン・フィルと子どもたち」のエンリケ・サンチェス・ランチ。


公開日2008年11月1日より
配給セテラ・インターナショナル
制作国ドイツ (2008)
ジャンル 
スタッフ・キャスト


スタッフ

監督
プロデューサー
撮影
録音
編集
ライン・プロデューサー
共同編集
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