H story

上映スケジュール



※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

もう消せないのだ。出会ってしまったから……。できるのは、ただ見つめること。「二十四時間の情事」のリメイクとしてスタートした「H story」。名のない日本の男とフランスの女。彼らはヒロシマで出会った。「私はヒロシマですべてを見たわ」「いや君は見ていないよ」被爆地であるヒロシマ、そして自分の過去への無関心と忘却を恐れる女。そんな女をただ見つめ続ける男。彼らは互いをヒロシマ、ヌベールと呼び、そして愛しあった。40年前に書かれた、マルグリット・デュラスの『ヒロシマ・モナムール』。この古いテキスト通りに演技することに、違和感を覚える女優ベアトリス・ダル。超えられない時間という大きな壁。苛立ち。躊躇。「なぜ今リメイクなのか」。この問いに「避けて通れなかったんだ」とだけ答える監督。スランプに陥ったダルとの対話を繰り返しながら、彼も同じく模索し続けていた。そして迎えた撮影の中断。それでもカメラの視線の中に彼女はいた。撮影が半ばに差しかかったころ、撮影現場を訪れた町田康の出現で、流れは思わぬ方向へ進んでいった。ベアトリス・ダルと町田康。通じない言葉を交わす彼ら。ダルを見つめる町田と、受け入れるベアトリス・ダル。彼にだけ、彼女が心を放った瞬間がそこにはあった。ダルが一人の女になったその時でさえ、彼女はまだその視線の中にいた。まるで遠くからずっと愛撫し続けているかのように……


解説

マルグリット・デュラス原作の「二十四時間の情事」のリメイクを試みた異色作で、監督は「2/デュオ」「M/OTHER」の諏訪敦彦。本番とメイキングを1台のカメラに収めるという前代未聞の試みがなされている。出演は「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」「ガーゴイル」のベアトリス・ダルと馬野裕朗、そして作家の町田康。撮影を「ゴダールの決別」のキャロリーヌ・シャンプチエが担当している。


公開日2003年8月2日より
配給東京テアトル
制作国日本 (2001)
ジャンル 
スタッフ・キャスト


スタッフ

監督
製作
プロデューサー
制作
撮影
音楽
照明
キャスティング

キャスト

俳優名役名
ベアトリス・ダル (Beatrice Dalle)
町田康
馬野裕朗
諏訪敦彦 (Nobuhiro Suwa)
カロリーヌ・シャンペティエ (Caroline Champetier)
吉武美知子
スハマモトコ (Suhama Motoko)
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