愛染橋

上映スケジュール



※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

娘義太夫として東都随一の人気者竹本喜代司には、横浜の貿易商の若主人である浜小橋正一郎という恋人があった。正一郎は父の急死で家の跡をつぎ、結婚をすすめられるので喜代司を母にひきあわせて結婚の許しを乞うた。母は喜代司の人柄が気に入り、嫁に迎えようといったが、喜代司は芸道に未練があって心が定まらず、常に結婚相手になってくれる伊澤四郎に、やはり結婚より芸道に生きることをえらぶといい置いて大阪へ走った。斯界の權威團平に弟子入りを乞い、女弟子を取らぬという彼を熱意で動かし、彼の激しい指導を受けることになるが、やがて喜代司は自分が正一郎の子供を宿していることに気がついた。生れる子供を不幸にしたくないばかりに彼女は師匠に事情を打ち明けて横浜へ戻るが、その日は皮肉にも正一郎の結婚式の日であった。喜代司は再び芸に生きようと、名古屋でひそかに男の子を生み、それを里子にやってしまった。修業の甲斐あって喜代司は女義太夫の第一人者となり、劇場の座主ともなった。たまたま旅の途中名古屋へ下車したが、そのとき劇場から出演交渉を受けたが心進まぬうちに、十八、九の少年を先に立てた男たちに、彼女がこの土地で私生児を生んだことを種に脅迫された。土地の病院長になっている伊澤に会い、事情を打ち明けると、その不良少年こそ彼女の実子であることが明らかになった。喜代司は伊澤のすすめで名古屋の出演を承諾すると共に少年新太郎を東京へ連れかえりたいといった。新太郎は初めは逃げていたが、翌日東海道を東へ走る列車には、十九年ぶりでめぐり合った母と子の喜びをのせていた。


解説

原作は川口松太郎。「武蔵野夫人」の依田義賢と野淵昶の共同のシナリオによって、「姉妹星」の野淵昶が監督し「限りなき情熱」の伊佐山三郎が撮影に当っている。主演者は「武蔵野夫人」の田中絹代に、「逢魔が辻の決闘」の岡譲二、新人三橋達也に、長谷部健、沢村貞子、殿山泰司、羅門光三郎などである。


公開日1951年10月12日より
配給大映
制作国日本 (1951)
ジャンル 
スタッフ・キャスト


スタッフ

監督
脚本
原作
撮影
美術
音楽

キャスト

俳優名役名
田中絹代 (Tanaka Kinuyo)喜代司
岡譲司伊澤四郎
三橋達也濱小橋正一郎
長谷部健新太郎
沢村貞子紋吉
殿山泰司 (Taiji Tonoyama)三吉
小堀明男大隅太夫
羅門光三郎團平
相馬幸子妻お千賀
東良之助藤本
小松みどり三津之助
正木隆子三津春
南部彰三小林医師
金剛麗子産婆おたけ
大野一郎佐太郎
羽白修
大原二郎
柳恵美子小女お玉
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