花頭巾

上映スケジュール



※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

按司金丸支配の下、平和に栄えていた琉球王国は野望に燃える島津公の家臣竜ケ瀬逸当、津築権兵衛らの大軍に襲われた。金丸の恩顧を受けた御用達貿易商大隅屋与兵衛や、同じ琉球人である間那志の内通で、王家金丸一族は浦添の丘で皆殺しとなり、僅かに次女由美が忠実な従者朱童子に守られ辛くも逃れた。三年後、堺の唐物商赤平乗昌の許で成人した由美は、乗昌や小林寺拳法に通ずる竜潭党の助力で一族の復仇を決意し、手始めに与兵衛の邸を襲う。与兵衛は恐怖の余り自ら生命を絶つが、由美は島津浪人中迫丹下に左腕を斬られ危い処を、通り掛った町道場師範代の矢波弦太郎に救われた。弦太郎は由美を医師源庵の許に伴い傷の手当をする内、彼女の身分と復仇の決意を知る。一方、与兵衛の法要に集った竜ケ瀬一味は、逸当の愛妾美金や回船問屋団屋弥市を含めて、由美への対策を協議、傍ら掠奪品の分配をも計る。そこに現われた久米寺舜馬こと琉球族の舜王子は琉球王の簪を所望し姿を消した。間那志は老婆蛇女と計り、毒蛇を使って由美を倒そうとしたが朱童子らの妨害で蛇女諸共、自らが毒牙に倒れた。舜馬は横恋慕する由美への助力を拒絶され、恋仇の弦太郎と刃まで交える。由美が弦太郎に心を惹かれるようになった矢先、島津藩邸で琉球舞踊が将軍秀忠の上覧に入れられた。席上、由美は仇敵津築の眼前で王族最後の様を踊って見せるが、老中土井大炊頭に処払いを申し渡される。弥市は竜潭党に拐かされ、由美の前で、津築の命令によって間那志を説いて内通させた口述書に署名の後、発狂してしまう。由美は口述書を持参の上朝廷に直訴を決意。これを知った丹下は配下の浪人組と阻止に立ち向う。一味の急追を知った旗本鳥貝志馬は、京に向う船上の親友弦太郎に急報。三保の浜で丹下一味を迎えた弦太郎、竜潭党の拳士らが相闘う内、別の浜に下りた由美の一行は待ち構えた舜馬一派に取り囲まれた。


解説

一族を亡ぼされた琉球王女の活躍を中心として、正義の勝利を描く時代劇。中部日本、西日本、北海道新聞連載中の村上元三の原作から「火花」の衣笠貞之助が脚本を書き、「喧嘩鴛鴦」の田坂勝彦が監督、「月夜の阿呆鳥」の武田千吉郎が撮影を担当した。主な出演者は、「火花」の山本富士子、「花の兄弟(1956)」の市川雷蔵、林成年、「祇園の姉妹」の勝新太郎、「無法者の島」の黒川弥太郎「月夜の阿呆鳥」の阿井美千子のほか、新スター鳥居香月子がデビューする。


公開日1956年7月25日より
配給
制作国日本 (1956)
ジャンル 
スタッフ・キャスト


スタッフ

監督
脚本
原作
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
山本富士子 (Yamamoto Fujiko)由美
市川雷蔵 (Raizo Ichikawa)矢波弦太郎
勝新太郎 (Shintaro Katsu)久米寺舜馬
林成年朱童子
杉山昌三九中迫丹下
夏目俊二鳥貝志馬
鳥居香月子千鶴
香川良介巻山源庵
羅門光三郎竜ヶ瀬逸当
荒木忍津築権兵衛
東良之助大隅屋与兵衛
石黒達也御嶽の間那志
大邦一公団屋弥市
黒川弥太郎赤平乗昌
小林加奈枝蛇女
大美輝子美金
五代千太郎徳川秀忠
原聖四郎土井大炊頭利勝
葛木香一中城の按司金丸
九条和子理恵
阿井美千子奈美
浜田雄史知念
藤川準金武
堀北幸夫加部島甚八
郷登志彦大戸崎十兵衛
安田祥郎日下部東馬
清水明瀬尾市膳
武田竜片桐
河田好太郎伊沢
玉置一恵惣七
横山文彦時田藤内
小林勝権十
橘公子お貞
由利道夫石伯
大国八郎杣人
岩田正港屋の番頭
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
TOP