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ローラ殺人事件

ニューヨークで名高いデザイナーのローラ・ハントが猟銃で顔を 射たれて、見るも無惨な死体となって発見された。警視庁の腕利きの若い探偵マーク・マクファースンが係となって探査を進めたが、犯人の確証がなかなかつかなかった。容疑者はローラの婚約者で同じくデザイナーのシェルビー・カーペンター、ローラの親友で批評家として新聞ラジオで有名なウォルドー・ライデッカー、ローラの叔母でシェルビーと親しいアン・トレドウェルの3人で、いずれも怪しい筋はあるが、下手人として逮捕することは出来なかった。マクファースン探偵はライデッカーと食事を共にして彼が初めてローラと会った時から、彼女の後援者となり彼女を成功させたこと、最近シェルビーが現われてローラが何時の間にか婚約したこと、しかもシェルビーはアンと懇ろで、その上モデル女のダイアンとの仲も切れて居らぬこと、それをローラが知って嫉妬したことなど詳しい話を聞いた。それはシェルビーに罪を着せようとする企み臭かったが、探偵はシェルビーを問い詰めて金曜日の晩に彼がダイアンと共にローラのアパートに居たこと、扉口の暗がりで銃殺されたのはダイアンであることを白状させた。月曜の夜探偵がローラの部屋を調べて疲労の余り居眠っていると、折柄の雨の中を突如ローラが帰って来た。彼女は田舎に行っていて何も知らぬといったが探偵は彼女を捕らえた。しかし詳しい話を聞くと釈放した。翌朝ローラのアパートで探偵はシェルビーとライデッカーとに顔を合わせた。彼女を見てライデッカーは卒倒した。探偵はその午後、ライデッカーがダイアンをローラと誤認して殺したことを推理してローラに用心するようにいましめた。果たしてその夜ライデッカーはローラを殺そうとしたが、探偵マークは恋に狂った殺人犯を射殺してしまった。

解説

「タバコ・ロード」で認められ現在は大スターたるジーン・ティ アニー が、新人ダナ・アンドリュースおよび舞台俳優で映画初演のク リフトン・ウェップと共に主演する映画で、ヴェラ、キャスパリー作の探偵小説をジェイ・デラトラーと「運命の饗宴」のサミュエル・ホフェンシタインおよび「春の序曲」のベティー・ラインハートが協力脚色し、中欧劇団出身でプロデューサーであり監督であり俳優でもあるオットー・プレミンジャーが製作監督し、この映画でアカデミー賞をとったジョセフ・ラシェルが撮影した。助演者も「王国の鍵」のヴィンセント・プライス「嵐の青春」のジュディス・アンダーソンという腕利きぞろいである。

1947年7月8日より

  • 配給
  • 製作国
  • アメリカ(1944)
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