スラバヤ殿下

菊田一夫の原作を柳沢類寿が脚色した喜劇

長曾我部永二は南洋密入国がばれて、日本へ送還された。彼は反原子論物理学者長曾我部久太郎博士の実弟だが、兄とは似つかぬペテン師だった。東京へ着いた永二は、原子万能薬のインチキ会社を設立し大儲けをしたが、労働争議が起り金策に困って兄博士の家へ無心に行った。しかし博士と婆やに叱られ、婆やの孫娘なほえに笑われ、永二は逃げ出した。なほえは永二が若い時婆やの娘に生せた子だが、博士と婆やは彼が父親であることを隠していた。その頃A国の間諜ジョウとB国の間諜ズルコフは、博士の鞄の秘密資料を狙っていた。

解説

菊田一夫の原作を「お月様には悪いけど」の柳沢類寿が脚色した喜劇で、「天国と地獄」の佐藤武が日活入社第一回監督に「黒い潮」の横山実が撮影に当る。出演者は、「陽気な天国」の森繁久彌、丹下キヨ子、三木のり平、「女人の館」の馬淵晴子、「鉄腕巨人」の内海突破のほか飯田蝶子、有島一郎、市村俊幸など。なほ徳川夢声が解説者として声の出演をしている。

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1955)
  • ジャンル
  • コメディ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:佐藤武
    出演:森繁久彌/馬淵晴子/飯田蝶子