その人は女教師

三船敏郎の実子三船史郎のデビュー第一作

竹内亮と速水マキの出合いは、新宿デモの敗走と流血の中から生まれた。虚しい抵抗のあと、刑事に追われて逃げまどう亮は、通りすがりの女マキにすがりついた。マキは間近にせまる追跡者の足音を知ると、とっさに亮を抱いて恋人のように唇を重ね、その場の亮を救った。その日以来、亮にはマキの面影が忘れられぬものとなった。しかし、二人の再会は意外に早く出現した。亮の通う青北高校に赴任した女教師がマキだった。だが、マキは亮を無視し、公式通りの授業を続けていった。学生運動に熱中する亮は学園ストの際に、市の有力者である父親の修造が、機動隊導入の立役者であったことを知り深い傷をうけるが、かつて全共闘の闘士であったというマキが、その傷口をいやしてくれるものと、秘かな期待を抱いていた。

解説

三船敏郎の実子三船史郎のデビュー第一作。脚本は「終りなき生命を」の宮内婦貴子、監督は「俺たちの荒野」の出目昌伸、撮影は「栄光への反逆」の黒田徳三がそれぞれ担当。

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1970)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:出目昌伸
    出演:岩下志麻/北城真記子/三船史郎/神田隆