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戦場にながれる歌

松山善三が監督したヒューマンな戦争ドラマ

第二次大戦も末のころ、色とりどりのメンバーが陸軍戸山学校の軍楽隊に入隊した。音楽学校出の三条をのぞいた彼等は、みんな死にたくなくて軍楽隊に入った、楽器を持ったこともない者ばかりだった。しかし、彼等の行動を理解する小沼中尉の深いおもいやりと、三条を中心とする八カ月の猛訓練は、音階も知らなかった彼等を立派な音楽隊員に仕立てあげてしまった。だが苛烈な戦争はまだ銃の扱いかたも知らぬ彼等を容赦なく戦場に追いやった。三条、青田、中平、鷲尾、野本ら五名の隊員は、激戦の北支戦線に送られ宣撫工作の命のもと、延々二千キロにおよぶ大行軍が始まった。彼等は、あるときは生死をさ迷う兵隊の心の糧として、またある時は現地人への慰問団として、彼等は必死に演奏し続けた。だが、奥地に入れば入るほど、現地人の日本人に対する憎しみは深くなっていった。

解説

作曲家団伊玖磨の随想『陸軍軍楽隊始末記』を「われ一粒の麦なれど」の松山善三が脚色・監督したヒューマンな戦争ドラマ。撮影は「赤ひげ」の中井朝一。

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1965)
  • ジャンル
  • ドラマ 戦争
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:松山善三
    出演:児玉清/真塩洋一/二瓶正也/権藤幸彦