パリ、18区、夜。

18区に生きる人々のそれぞれの孤独を描く

ダイガは叔母ミナを頼ってパリにやってきた。彼女は故郷リトアニアで会った演出家の口約束を信じて、パリで女優になる気でいる。叔母と同じアパートに住む老女が殺されていた。独り暮らしの老女を狙った連続殺人犯の新たな犠牲者だ。ジャズ・バイオリニストのテオの部屋には弟のカミーユが泊まっている。テオは妻子とマルティニクに移住したいと思っており、反対する妻のモナは家出している。ゲイであるカミーユは衣装屋から服を調達し、仕事場のゲイバーで恋人のラファエルと落ち合う。ミナは友人でホテルを経営するニノンにダイガを紹介、彼女は当分そのホテルに住み込む。ホテルで彼女はカミーユとラファエルが愛し合うのを盗み見る。

解説

1987年に実際に起こった老女連続殺人事件を中心に、パリのなかでも人種と社会の坩堝である18区に生きる人々のそれぞれの孤独を描きだす群像劇。監督は「ベルリン・天使の詩」などヴィム・ヴェンダース監督の助監督を経て「ショコラ」で監督デビューを果たしたクレール・ドゥニ。製作はブリュノ・プズリー。脚本はドゥニとジャン=ポール・ファラゴーの共同。撮影は「ことの次第」「ベルリン・天使の詩」のアンリ・アルカンの撮影助手から独立したアニェス・ゴダール、音楽は歌手のジャン=ルイ・ミュラで、脚本段階からこの映画に参加し、エンド・クレジットの主題歌も歌っている。編集はネリー・ケッティエ。衣裳はクレール・フレース。

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • フランス(1994)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:クレール・ドニ
    出演:カテリーナ・ゴルウベヴァ/リシャール・クルセ/ヴァンサン・デュポン