アリババ女の都へ行く

映画狂のアル・バブソン(エディ・キャンター)はスターのサインを集めにハリウッドへ行こうと、貨物列車に乗って平原を疾走中に誤って転げ落ちた。砂漠を歩いていると、不意にアラビア人の一隊に襲われる。前方に砂漠の大都会があるので逃げ込んでぶっ倒れた。それは映画のロケーションで街はセットだった。運好く彼はエキストラに雇われたが、逃げるとき負傷したので看護婦から薬を貰ったが、誤って多量に飲んだので、壷に入って出場を待っているうちに眠ってしまう。目が覚めると彼は本物のアラビアへ来てサルタン(ローランド・ヤング)の前に引出された。隣国の王子ムサ(ダグラス・ダンブリル)がアルの刀を取って彼を刺したけれど、それは映画の小道具だったから平気である。しかし驚いたアラビア人等は彼を魔法使いとして尊敬し、名前が似ているのでアリ・ババの息子にされてしまう。この国の人民は食に困って、代表者の青年ユサフ(トニー・マーティン)が王女ミリアム(ジューン・ラング)の許へ歎願に来て、2人はこの時から恋に落ちる。アリはサルタンと計り、王妃やムサの反対を押切って政治を革新することになった。サルタンはハレムに美女数百擁し、維持費にも困っている。アリは彼の許しを得てアメリカ式ニュー・ディールによって着々と新しい政治を実施した。ムサ王はミリアムに結婚を迫ったが、彼女はユサフを愛しているので承知しない。しかしこの国の決まりでは王の娘は平民と結婚はできない。そこで王は2人を結婚させるために、アリの提言を入れて大統領になろうと考え、選挙が行なわれることになった。立候補は王1人なので当選は疑いなかったが、人民は勝手にアリを推薦して、開票の結果は彼が大統領に当選した。王妃にそそのかされた王はアリを反逆者だと疑って逮捕した。彼はユサフに助けられて逃亡し、逃げ廻っている間にムサ王子が軍を率いてバグダッドを攻めることを知ったので、身の危険も忘れ魔法のじゅうたんに乗って室中からムサの軍を悩ましたが、ついにじゅうたんから墜落した。途端に目が覚めてみると彼はセットの壷のなかで眠って出番を忘れ、監督がカンカンに怒っていた。

解説

  • 配給
  • 20世紀フォックス映画
  • 製作国
  • アメリカ(1937)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト