幸せのありか

幸せのありか

生きることの素晴らしさを教えてくれる感動作

1980年代のポーランド。身体に重度の障害を持つマテウシュは、医者から“植物状態”と宣告され、知的障害と診断された。それでも子ども時代は家族からたっぷりの愛情を受けて過ごした。ある日訪れた父の死という悲劇。しかしマテウシュは、父から教わった星空を見上げる歓びを忘れることはなかった。向かいのアパートに住む少女に抱いた淡い恋心。そして、別れ。月日は流れマテウシュが青年に成長したある日、姉の結婚を機に、知的障害者の施設に入所することになる。

解説

民主化に揺れるポーランドを舞台に、あたたかい家族の愛情に包まれながら少年から青年へと成長していくひとりの男性。彼は重度の脳性まひというハンデキャップを負って生れてきた上に、医師から知的障害と誤診され――。実在の人物をモデルに、淡い初恋、別れ、家族の死など、彼が直面する厳しい苦難と人生のきらめきの瞬間を、卓越したユーモアのセンスで映し出した感動のドラマだ。監督は、本作が第2作となるポーランドの俊英マチェイ・ピェブシツア。重度の障害がありながらも、冷静かつ機知に富んだ視点で世界を見つめる主人公を応援せずにはいられない。演じるダヴィド・オグロドニクの、何ヶ月もかけて挑んだ役作りの末の、迫真の演技に驚かされる。

2014年12月13日より岩波ホールほか全国にて順次公開

  • 配給
  • アルシネテラン
  • 製作国
  • ポーランド(2013)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:マチェイ・ピェブシツァ
    出演:ダヴィト・オグロドニク/カミル・トチカ/ドロタ・コラク/アルカディウシュ・ヤクビク/カタジナ・ザヴァッカ