忍びの卍

将軍の胤を求めて飛び交う女たちの姿を描く

徳川三代将軍家光は、三十歳を過ぎても一向に子宝に恵まれず、その上、相手をする女の下半身が金色のうろこに変っていくという事件がつづいて起って、すっかり女性不感症にかかってしまった。この事件を忍びの業と睨んだ柳生但馬守は、かつて柳生門下の剣客といわれた浪人刀馬を雇い、事件の解決にあたらせた。刀馬はまず、伊賀、甲賀、根来の各組から選出した男女十数人の忍者で、大奥警護にあたらせた。ある日刀馬は配下の根来忍者右陣の怪しい動きに目をとめ、あとをつけたが、女忍者陽炎のくノ一の術に捕われてしまった。陽炎は豊臣秀吉に領地を奪われた大名の娘で、お家再興のため南蛮忍法を学んで卍一族を結成し、家光の弟で将軍の座を狙う駿河大納言忠長と結託、家光の世嗣を絶やそうとしていたのである。

解説

山田風太郎の原作(報知新聞連載・講談社刊)を、「日本暗黒史 情無用」の佐治乾と小野竜之助が共同でシナリオを執筆し、「任侠 魚河岸の石松」の鈴木則文が監督した忍者もの。撮影は「三人の博徒」の鈴木重平。

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1968)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:鈴木則文
    出演:夏八木勲/桜町弘子/遠藤辰雄