ハダシの重役

3つのテレビ局の中でもUBC放送の視聴率は最低。ディレクターのウィルバンクス(ジョー・フリン)とアシスタントのマートンズ(ウォリー・コックス)が躍起となっても一向によくならない。たまりかねたクランプトン社長(ハリー・モーガン)が実態調査に本社から乗り込んできた。着いた途端、スティーブ・ポスト(カート・ラッセル)という青年が、自分に番組選定を任せてくれれば視聴率は急上昇間違いなし、と売り込んできた。ポストはウィルバンクスの秘書ジェン(ヘザ・ノース)のボーイフレンドで、自信満々の秘密はジェンのラッフルズというチンパンジーだ。このチンパンジー、テレビを見ている時、その番組の視聴率によって機嫌がよくなったり悪くなったりする。ワラをもつかみたい社長は早速テストしてみると、これがバッチリ。社長はスティーブを副社長に抜擢した。スティーブの組んだ番組は連続ヒット、おまけにエミー賞まで頂戴してしまった。しかしあまりにできすぎた話に頭にきたウィルバンクスは、スティーブの神通力の秘密はチンパンジーにあることを新聞記者にあばいてしまった。局は視聴者から抗議が殺到しては大変と必死にうわさを否定、はてはスティーブからラッフルズを100万ドルで買い取り、こっそりジャングルへ逃す算段をとりつけた。ついこの話に乗ったスティーブだが、ジェンにかみつかれてしまった。ところがラッフルズを乗せた飛行機に乗り込んでいた社長とウィルバンクスは、いざラッフルズを投下する段になってハッチの開け方を間違え、落下したのはご両人。ラッフルズは無事ご帰還。ラッフルズの元気な姿を見たスティーブとジェンは、また元の若者の世界に戻り、オートバイをぶっ飛ばす自由を得たのだった。

解説

「逃亡者」「ガン・スモーク」など多くのテレビ映画を手掛けたロバート・バトラーの「テニス靴をはいたコンピューター」に続く第2作。製作はビル・アンダーソン。リラ・ギャレット、バーニー・カーン、スチュアート・C・ビレットの共同原作をジョセフ・L・マックヴィーティが脚色、撮影はチャールス・F・ウィーラー、音楽はロバート・F・ブランナー、編集はロバート・スタッフォードが各々担当。出演はカート・ラッセル、「ラブ・バッグ」のジョー・フリン、ハリー・モーガン、ウォリー・コックスなど。

1971年12月25日より

  • 配給
  • ブエナ ビスタ
  • 製作国
  • アメリカ(1971)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト