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夏の嵐('56)

深井迪子の問題小説の映画化

その夜、浅井家では長姉妙子の婚約者秋元が訪ねて来るというので一騒動。およそ世俗的で平凡な娘妙子も小うるさい母親みつの忠言で着飾り、弟の明もいやいや正装した。だが女子大卒後、葵中学の英語教師をしている次女稜子は、格式張った家族紹介のとき秋元を一目見て運命の不可解さに驚く。二年前、友人とキャンプに行った稜子は夜、沼の畔りで口笛を吹く男の傲慢な眼差しに、一瞬、彼を征服したい衝動にかられ抱擁と接吻を重ねた末、名も告げず別れた。その男こそ秋元だったのである。その夜、帰りを待伏せた稜子に彼は狼狽しながら「結婚という平凡な人生は自分にとって死と同じだ。死の代りに結婚を選んだ迄だ」という。

解説

芥川賞候補にあがった、女子大生深井迪子の問題小説の映画化である。脚色は「処刑の部屋」の長谷部慶次、監督は「狂った果実(1956)」の中平康、撮影担当は「しあわせはどこに」の横山実。主な出演者は「花の運河」の小園蓉子、「わが町」の三橋達也、「逆光線」の津川雅彦、北原三枝、その他汐見洋、北林谷栄、清水将夫、金子信雄など。

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1956)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:中平康
    出演:汐見洋/北林谷栄/小園蓉子

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