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ねえ!キスしてよ

ディーン・マーティンに大変よく似ていると評判の歌手ディノ(ディーン・マーティン)。ある日彼は、ラスベガスのナイト・クラブへ向かう途中、ガソリン・スタンドの主人ミルサップ(クリフ・オズモンド)に引きとめられた。というのは、ミルサップは実は詩人で、友人の作曲家スプーナー(レイ・ウォルストン)とコンビで作った歌を、ディノに売り込むためだったのだ。スプーナーは、プレイボーイのディノに自分の妻ゼルダ(フェリシア・ファー)が誘惑されるのを恐れ、近所のバーのホステスでピストルと仇名されるポリー(キム・ノヴァク)を、妻だと言って紹介。案の定ディノはポリーの魅力のとりこになり、スプーナーの作品には見向きもしない。元来やきもち焼きのスプーナーは、妻と他人の見さかいがつかなくなり、せっかく引き止めたディノを家から追い出してしまった。一方、夫の挙動を不審に思ったゼルダが、夫とポリーのただならぬ様子を見て逆上して家を飛び出してしまったのを、スプーナーは知らなかった。その後ディノとゼルダは偶然バーで遭遇し、意気投合。数日後、ラスベガスからディノの舞台放送があった。なんと、歌っているのはスプーナーの曲! 一度は喜んだものの、もしやディノがゼルダと…、スプーナの心は凝結した。うっとりとディノの歌に聞きほれていたゼルダは、夫の勢いこんだ質問に艷然とほほえんだ。「バカねえ、あなた。キスして…」。

解説

アンナ・ボナッチの戯曲『幻惑の時』を、「あなただけ今晩は」のI・A・L・ダイアモンドとビリー・ワイルダーが共同脚色、ビリー・ワイルダーが製作・監督したコメディ。撮影はワイルダー作品の常連ジョセフ・ラシェル、音楽は「あなただけ今晩は」(アカデミー賞)のアンドレ・プレヴィンが担当し、ジョージ・ガーシュウィン作曲の未発表作品が3曲挿入されている。出演は「何という生き方」のディーン・マーティン、「人間の絆」のキム・ノヴァク、舞台出身のレイ・ウォルストン、TV畑のフェリシア・ファーほか。

1965年4月2日より

  • 配給
  • ユナイテッド・アーチスツ
  • 製作国
  • アメリカ(1964)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト