ゆうれい船 (後篇)

大佛次郎の原作を映画化 後編

堺の港に錨をおろした金神丸の船艙では、次郎丸の家から雪姫と侍女の茶々をさらってきた海賊弥三蔵一味が飲めや唄えの大騒ぎ。やがて、夜の明けぬ中に堺を去った金神丸は、八島の近海で荷を満載した天竜丸に襲いかかるが、忽然と幽霊船が現れて海賊共の度胆をぬいたと思うと、幻の如くに消え失せた。幾日かの後、木の香も新しい住吉丸が雪姫と茶々を求めて堺を出帆した。大船頭は生死不明の父重兵衛の志を継ぎ、健気にも日本一の船乗りになろうと心に誓った次郎丸である。走島に船を着けた次郎丸と左馬之助は、海の大名といわれる村上家を訪ね、弥三蔵が幽霊島を探して琉球方面に向ったらしいと知った。琉球の豪族金城阿具利の館に身を寄せた弥三蔵は離れ島の幽霊島を急襲し、島の支配者悪竜王と次郎丸の父重兵衛を人質として幽霊船の観音丸に乗せた。危険な岩礁の多い幽霊島から沖合の金神丸へ帰るには、重兵衛の舵にたよるほかはないからだ。

解説

前篇と同じスタッフ、大佛次郎の原作を「誘惑からの脱出」の須崎勝弥が脚色、「隼人族の叛乱」のコンビ松田定次が監督、川崎新太郎が撮影した。主演も前篇に引続き「水戸黄門(1957)」の中村錦之助、大河内傳次郎、長谷川裕見子「阿波おどり 鳴門の海賊」の大友柳太朗、丘さとみ。ほかに薄田研二、山形勲、原健策、三島雅夫、加賀邦男などのベテラン陣。東映スコープ、イーストマンカラー東映カラー。

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1957)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:松田定次
    出演:萬屋錦之介/長谷川裕見子/円山栄子/丘さとみ