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流転の王妃

愛新覚羅浩の自伝の映画化

元気な姿で登校した英生が行方不明になって数日目、白木の箱となって帰ってきた。英生は竜子と夫・溥哲の愛のしるしであり、清朝を嗣ぐ唯一人の子だった。−−日支両国に暗雲ただようころ竜子は関東軍の朝吹大将の訪問を受けた。朝吹は、竜子と日本・満州両国親善のために、満州国皇帝の弟・溥哲の妃にと言った。意外な話に驚く竜子にかまわず話は進められ、建国十年を迎えた満州国首都の新京で中国風の結婚式が行われた。学校を終えて間もなく異郷に嫁いだ竜子は、慣れない風習と、夫の兄・溥文らの冷い眼に苦しんだが、夫の溥哲の愛情に慰められた。子どもの英生が生れた。家庭に明るさがました。しかし、昭和二十年八月、ソ連の対日戦開始とともに平和の夢は破られた。

解説

満州国皇帝溥儀の弟、溥傑氏の妃として波乱の半生を送ってきた愛新覚羅浩の自伝の映画化。「野火」の和田夏十が、脚本を書き「乳房よ永遠なれ」以来、久しぶりに田中絹代が監督した。撮影は「かげろう絵図」の渡辺公夫。

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1960)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:田中絹代
    出演:京マチ子/船越英二/竜様明/金田一敦子