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ひき裂かれた盛装

田中徳三が監督した女性もの

大阪の高級レストラン・ムラキの女主人秋原かおりは、優雅であでやかで隙のない女性だ。そのかおりと、利権屋で株の買占め屋、いわゆる裏通りの実業家佐倉恭は、彼女の提供した土地開発に関する情報で億に近い金を儲け、肉体関係があった。かおりのパトロン納谷嘉一は新興の大会社日本開発の社長で、納谷は彼女との寝室から、重大な情報がもれているとは夢にも知らない。一人娘の倫子を業界の名門瀬戸財閥の御曹子瀬戸進と結婚させて名実ともに一流になろうとしていた。倫子は、瀬戸と能登へドライブに来て偶然佐倉を知った。それ以来二人はしばしば会いお互に強くひかれるものを感じた。それを知った納谷は、秘書の伊村を使って佐倉をおどした。その伊村のおどしと、口裏からかおりのパトロンが納谷であることがわかった。そのため佐倉は納谷にいままで以上の闘志を燃やすのだった。一方、かおりは、以前に、納谷の悪らつな手で全財産をまきあげられた鈴木という老人を利用して、納谷を恐喝させた。納谷は今、それを公表されると、瀬戸家との結婚にさしつかえがありとみて、五千万円を鈴木に渡した。

解説

黒岩重吾の原作『夜間飛行』(光文社刊)を、「陽のあたる坂道(1967)」の池田一朗が脚色、「兵隊やくざ 俺にまかせろ」の田中徳三が監督した女性もの。撮影は「大魔神逆襲」の森田富士郎。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1967)
  • ジャンル
  • ドラマ 

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