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メッセンジャー

メッセンジャー

訃報を告げる“メッセンジャー”の心の傷

イラク戦争で負傷したウィル軍曹に、退役までの数ヶ月間、新たな任務が与えられる。ベテランのトニー大尉と共に、戦死した遺族に訃報を伝えるメッセンジャーだ。仕事に就くウィルだったが、それはとても辛いものだった。訃報を聞いた遺族は、その怒りと悲しみを最初にメッセンジャーにぶつけるだからだ。耐え難い任務に葛藤するウィルだが、ある日、夫の戦死を告げた未亡人オリヴィアに出会い、彼女にひかれていく…。

解説

第82回アカデミー賞で助演男優賞と脚本賞にノミネートされた佳作。戦死者の家族の元に訃報が告げられるシーンは、映画ではよくあるものだ。しかし、そのメッセンジャーを主人公としたのが本作。ドラマではむしろ背景として描かれていた存在だが、それは彼らを主人公にするにはあまりにも辛い話になるからかもしれない。前半が主人公ウィルを通してメッセンジャーの仕事がどういうものかを見せ、後半はウィル自身の苦悩に踏み込んでいく。『3時10分、決断のとき』の悪役ぶりが印象的だったベン・フォスターが、ここでは役柄が180度異なる、感情を押し殺して生きている主人公ウィルを演じている。戦争シーンそのものはないが、戦争がもたらす大きな心の傷を、静かだが力強く訴える。

2013年3月9日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開

  • 配給
  • インターフィルム
  • 製作国
  • アメリカ(2009)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:オーレン・ムーヴァーマン
    脚本:アレサンドロ・キャモン
    出演:ベン・フォスター/ウディ・ハレルソン/サマンサ・モートン/ジェナ・マローン/スティーヴ・ブシェーミ

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