沙漠の花園

セルズニックの制作したテクニカラー映画

修道院で育て上げられたドミニ・エンフィルデンは、その乙女の障害を捧げつくして仕えた父の死後、パリ、ウィーン、リヴィエラと廻って慰めを求めたが、結局、大都会の中で彼女の見出したものは孤独であった。修道院のジョセフィン教母は彼女にアルジェリア行きを勧める。大自然の永劫な砂漠の中で、彼女が生きる喜びを見出すかも知れない、と思ったからである。教母からベニ・モラにいるルービエ神父への紹介状を貰ってドミニがエル・アクバラから汽車に乗った時、同じ車内にいるボリス・アンドロヴスキーという男に注意を惹かれた。かれの一風異った様子が気になったのである。ベニ・モラに着いた夜、ドミニは案内者で自称詩人のバトゥーシュ及びハジを連れてキャバレエに行った。そこで騒ぎが起こった時、彼女はボリスに助けられた。それからドミニとボリスの間に友情が芽生え、翌日はシディ・ゼルヅールのオアシスに遠乗りに行った。このオアシスでドミニは伯爵アンテオニと会った。

解説

デイヴィッド・Oセルズニックの制作したテクニカラー映画で、「真珠の首飾」「スペイン狂想曲」のマレーネ・ディートリッヒと「心の痛手」「白い友情」のシャルル・ボワイエとが主演するもの。原作はロバート・ヒッチェンスの小説で、「戦う巨象」「嵐の三色旗」のW・P・リプスコームと劇作家のリン・リグスとが脚色、「噫無情」「花嫁凱旋」のリチャード・ボレスラウスキーが監督した。助演者は、「アンナ・カレニナ」「海賊ブラッド」のベジル・ラスボーン、「十字軍」「奇傑パンチョ」のジョセフ・シルドクラウト、「虎鮫島脱獄」のジョン・キャラディン、「小公子」「十字軍」のC・オーブリー・スミス、アラン・マーシャル、それから舞踊家として欧米に知られているティリー・ロッシュ、の面々である。撮影は、ハル・ロッスンの忠言を得て「丘の一本松」のW・ハワード・グリーンが色彩監督は例によってナタリー・カルマスである。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • アメリカ(1936)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:リチャード・ボレスラウスキー
    出演:マレーネ・ディートリッヒ/シャルル・ボワイエ/ベイジル・ラスボーン