別れて生きるときも

堀川弘通が監督した女性映画

美智の父は前科を重ねた詐欺常習の鉱山師で、堀り出しもしない金を餌に、他人をだましていた。美智が十七歳の時、父は刑務所に服役した。母は美智を連れ、京都の従妹の家を訪れた。仕立物の看板をさげて細々と暮すことにした。美智が女学校を卒業する日、母は刑務所を出た父に連れられて美智の許を去った。美智は一人ぽっちになった。美智の隣の部屋には、苦学生の石山がいた。二人は愛し合うようになった。祇園祭りの夜、美智は石山の腕に抱かれた。しかし、石山は美智の女学校の教師小野木から美智の父のことを聞き、彼女の許を去った。美智の前に小野木が現われた。小野木は美智の体を求めただけだった。小野木の許を逃げ出し、東京へ出た。昭和六年、美智が二十一歳の時である。満州事変が起った。仕事を探してさまよい歩いていた美智は、失心した。

解説

田宮虎彦の『愛憎について』を、松山善三・井手俊郎・堀川弘通の三人で脚色し、「青い野獣」の堀川弘通が監督した女性映画。「南の風と波」の中井朝一が撮影した。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1961)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:堀川弘通
    出演:高島忠夫/司葉子/板屋幸江/一木双葉/児玉清/小林桂樹