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惜春('67)

中村登が脚色・監督した文芸もの

上野池の端にある“糸屋新堂“は八代も続いた老舗であった。八代目の当主平七が亡くなって四十九日目の法要に遺言書が開かれた。それには三人姉妹−−藤代、喜久子、桃子のうち、糸屋の家業を継ぐにふさわしい者を聟とした娘に店を相続させる旨が記されてあった。長女の藤代だけが正妻の子であったが、喜久子と桃子は妾腹で、芸者上りの、はつが二人の母親だった。はつは今、浜町の、料亭のおかみにおさまっていた。また糸屋の店には、持井啓二という亡き正妻の親類筋の男がいた。彼は糸屋の支配人格で秘かに藤代を慕っていた。糸屋の遺言書のことを知った啓二は、藤代に結婚して二人で糸屋をやっていこうと言うのだった。糸屋の大坂進出を機会に、藤代は帯の下絵のデザイナー勝間謙吉に会った。彼の父曽我も関西での紐作りの名人であった。

解説

平岩弓枝の原作を、彼女と「紀ノ川」の中村登が脚色・監督した文芸もの。撮影は「スチャラカ社員」の竹村博。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1967)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:中村登
    出演:新珠三千代/香山美子/加賀まりこ/森光子/早川保

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