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アメリカの弾痕

バーカー一家の4人息子ハーマン、ドック、ロイド、フレッドは、母親バーカー(ルリーン・タトル)の教育よろしきを得て、教会の寄附金まで盗む悪党どもだった。町のサーカスに盗みに入って捕らえられたハーマンは、母親から捕らえられることこそ最大の罪だと教えられた。子供たちを叱ろうにも父親はマ・バーカーの権力に頭が上がらなかった。父親は間もなく彼らの元を去った。悪業を続ける一家は町から退去を命ぜられたが、やがて立派なシンジケートとなった。母親は再婚した。が、4人は新しい父親に裏切りを予想して親しもうとしなかった。マ・バーカーは今や犯罪の計画者として、ベビー・フェイス、ネルソン、機関銃ケリー、デリンジャーらの信望を集めていた。ケリーの愛人ルーは彼女を快く思わなかったが……。現金輸送車から奪った金で入所中のフレッドを出所させた。フレッドは同室のカーピスを一味に誘った。出所祝いの夜、ドックとハーマンは“仕事”をしくじった。転覆した車からドックは逃れたが、ハーマンは警官に追われて命を絶った。一家がセント・ポールに引っ越す日、アーサーはルーレットに負けて自殺した。銀行家コートニィ氏がバーカー一家に誘拐された。連邦警察はコートニィ夫人と協力した。夫人は金を出して田舎の隠れ家から夫を連れ戻した。夫妻の証言とガソリン缶の指紋から、バーカー一家の仕業であることは、間もなく知れわたった。一味は指紋を消し医師グェルフにフレッドの顔をかえさせた。手術は失敗だった。怒ったマ・バーカーの手でグェルフは車ごと焼き払われた。ケリーとルーはドクを仲間にして、新しい仕事を始めた。その持物から、連邦警察は、マ・バーカーとフレッドのフロリダの隠れ家をつきとめた。包囲して降伏を呼びかけたが、すきを見て射つと、2人は素早く隠れ家に引き込んでしまう。派手な射ち合いだった。フレッドは倒れた。怒り狂ったマ・バーカーは警官隊に銃弾の雨を浴びせたが、自らもついに倒れた。彼女の機関銃は彼女が倒れてからも未だ火を吹いていたという。

解説

4人の息子をギャングに育てあげ、米国犯罪史上有名だというマ・バーカーの半生を描いたアクションもの。ベビー・フェイス、ネルソン、機関銃ケリー、デリンジャーなども登場する。F・ポール・ホールの脚本を、ビル・カーンが監督した。撮影はクラーク・ラムゼイ、音楽は作曲をジーン・カウアー、監督をウィリアム・ヒンショーがそれぞれ担当。マ・バーカーに「ガラスの靴」などのルリーン・タトルが扮するほか、トリス・コフィン、ポール・デュボブ、ネルソン・レイ、マーナ・デルらの出演。製作ウィリアム・J・ファリス。

1960年10月6日より

  • 配給
  • 大和フィルム
  • 製作国
  • アメリカ(1959)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト