はだしのゲン('76)

戦争の悲惨さと原爆の非道さを描く

昭和20年4月、太平洋戦争も終わりの頃の広島。国民学校2年の中岡ゲンは、今がわんぱく盛りの男の子。ゲンの父・大吉は、日頃から戦争に批判的だったが、ある日、町内会の竹やり訓練の時「この戦争は間違ってる」と言ったために“非国民”とののしられ、特高警察に逮捕されて拷問を受けた。そのため大吉の家族に、米を売ってくれなくなり、“非国民の子”として、長男の浩二、姉の英子、ゲン、進次も周囲からいじめられるようになった。しかし家族は、警察の拷問にも屈せず自説を曲げずに帰った父を暖かく迎えるのだった。そんな彼らを朝鮮人の朴は、大吉を正しいとして何かと一家の力になるのだった。しかし、浩二は“非国民”の重みをはね返すために予科練に志願、両親の反対を押し切って海軍航空隊に身を投じていった。

解説

太平洋戦争終了時の広島を舞台に一人の少年を通して戦争の悲惨さと原爆の非道さを告発する。原作は中沢啓治の同名劇画。脚本・監督は「太陽の詩」の山田典吾、撮影も同作の安承[王文] がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1976)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:山田典吾
    出演:三國連太郎/左幸子/佐藤健太/石松宏和/岩原千寿子