テンプルちゃんの上海脱出

チンチンの両親は暴徒のために殺されたので、孤児になった彼女は上海へたどり着き米国の金持青年トミイと知り合いになった。そして彼が酔っている間にその自動車の中で眠ってしまったチンチンは、車と一緒に米国行きの汽船に運び込まれた。船中で彼女はトミイの外にスザンや彼女の許婚ホープの母親等と仲良くなって楽しい船上生活を送った。トミイはスザンを見て惹きつけられて、二人は毎日親しくなって行った。香港に着いた時チンチンは二人と一緒に上陸し中華劇場で歌と踊りをやって賞金を貰ったりした。しかし孤児の密航者であるためここで彼女は下船しなければならない。そうして漢口の孤児院に送られるのである。トミイは彼女を養女にするためスザンに形だけの結婚をしてくれと頼んだ。許婚のホープやその母親と性格が合わず争いをしていたスザンはこれに応じてチンチンを二人の養女とした。こうして孤児の彼女は米国へ連れて行かれたが、帰国するとトミイとスザンは初めの約束通りリノへ行って離婚裁判を提訴した。チンチンはこの二人が心から愛し合っていることを知っているし、どちらと離れるのも嫌であった。彼女はこっそり判事に頼って二人の訴訟を却下して貰った。驚いたホープが文句を言ったけれど、判事は法律を楯にとって頑として二人の離婚を許さず、チンチンは正式に二人の子供となって新しく楽しい生活が開かれた。

解説

「テンプルちゃんのえくぼ」と同じくウィリアム・A・サイターが監督したシャーリー・テンプル主演映画で、サミュエル・G・エンジェルの原作を「えくぼ」に協力したアーサー・シークマンとナット・ペリンが「小連隊長」のウィリアム・コンセルマンと三人で脚色し、「小連隊長」のアーサー・ミラーが撮影した。助演者は「仇敵」のロバート・ヤング、「福の神」のアリス・フェイ、「令嬢見学」のユージーン・パレット、「えくぼ」のヘレン・ウェストリー、「愛と光」のアーサー・トリーチャー等。

  • 配給
  • フォックス支社
  • 製作国
  • アメリカ(1936)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト