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アメリカの影

カサヴェテス演出のセミ・ドキュメンタリー

ニューヨークのマンハッタンに住む、長兄のヒュー、弟ベン、妹レリアの兄弟には、黒人の血が流れていた。兄のヒューが完全な黒人であるのに反して、2人の弟妹は、強く白人の血を受けていた。ヒューはナイトクラブの歌手として高名であったが、今では往年の人気もなく、一流歌手のプライドを守るヒューも、一家を支えるため三流ストリップ場に出演しなければならなかった。だがヒューがそこで知ったのは、客うけのしない惨めな自分であった。2人の兄に比べて虚栄心の強いレリアは、白人として通用する肌に、兄たちから独立したいという欲求を秘めて、ボヘミアンのグループに加わっていた。

解説

アメリカン・ニューウェーブの旗手、ジョン・カサヴェテスが台本なしで演出したセミ・ドキュメンタリー・ドラマ。撮影はエリック・コルマー、音楽はチャールズ・ミンガスが担当した。セリフは監督がその場面に応じて即興的な説明したものを語ったもの。出演はレリア・ゴルドーニ、ヒュー・ハード、ベン・カラザース、アンソニー・レイら無名の新人で、映画の中でも本名を用いてあるのは面白い試みといえる。ヒュー・ハードは大島渚の「飼育」に出演したことがある。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • アメリカ(1960)
  • ジャンル
  • ドラマ ドキュメンタリー
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:ジョン・カサヴェテス
    出演:レリア・ゴルドーニ/ヒュー・ハード/ベン・カラザース/アンソニー・レイ/ルパート・クロス