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酒と女と槍

海音寺潮五郎原作を内田吐夢が監督した作品

文祿四年、秀吉の怒りにふれた関白秀次は高野で切腹、半月後には秀次の妻妾三十八人が三条河原で斬られた。伏見城大手門の前にこんな建札が立った。「われらこと、故関白殿下諫争の臣として数年まかりあり候ところ、此の度不慮の儀これあり候ところ、われら職分怠たりの為と申訳なく存じ候。さるによって来る二十八日未の刻を期して切腹仕可−−」建札の主は富田蔵人高定、槍の蔵人の異名をもつ剛直の士である。高定は死ぬまでの数日を心おきなく過すため、豪商堺屋宗四郎の別荘に身を寄せた。ひいきにする女歌舞伎の太夫、左近と妥女を招いた。建札を見て高定の心を知った妥女は一人残った。一夜あけた時「殿様は女というものの心がお分りではございません」という言葉を残して迎えに来た左近と去った。

解説

海音寺潮五郎の原作を、「暁の翼」の井手雅人が脚色し、「浪花の恋の物語」の内田吐夢が監督したもので、槍の名人富田蔵人高定を主人公に人生の哀歓を謳おうという作品。「大江戸の侠児」の鷲尾元也が撮影した。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1960)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:内田吐夢
    出演:大友柳太朗/淡島千景/花園ひろみ/東野英治郎