テイク・シェルター
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テイク・シェルター

テイク・シェルター

迫り来る嵐の予兆。男を待ち受けるものは…

アメリカの田舎町の工事現場で働く労働者カーティスは、妻サマンサと耳の不自由な娘ハンナと3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。しかしある日を境に、カーティスは悪夢を見るようになる。空を覆う黒雲、走る稲妻、油を含んだような雨…。その恐ろしいイメージは、日ごとにリアルさを増していく。家族や友人たちの不信感がつのる中、カーティスは家の外の庭に避難用シェルターを造り始める。これは妄想なのか、それとも大災害の予兆なのか。

解説

嵐の幻影は、大災害の前触れなのか、それとも男の不安の現れなのだろうか。最初は夢の中だけだった激しい嵐を、主人公カーティスは現実の世界でもその予兆を感じるようになってくる。これは予知能力を持った男のSFスリラーかと思ってみていると、やがて男の母親が精神を病んで入院しており、男も自分の発病を恐れていること、そしてそれが家族を守る重圧に結びついていることがわかってくる。するとこれは予知能力ではなく、精神的なものが幻影を見せ、彼は彼自身から家族を守ろうとしているのではないかとも思え、二転三転していく展開は実にスリリングだ。いたずらにあおることなく、抑え目ながら的確な演出がされ、じっくり見せるタイプのスリラーだ。あまりなじみがないキャストも、この作品のムードには合っている。

2012年3月24日より新宿バルト9ほか全国にて

  • 配給
  • プレシディオ
  • 製作国
  • アメリカ(2011)
  • ジャンル
  • スリラー/サスペンス 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
    出演:マイケル・シャノン/ジェシカ・チャスティン/トーヴァ・スチュワート/キャシー・ベイカー

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