夢('90)

黒澤明監督自身が見た“夢”の世界を八つのオムニバス形式で描く

「日照り雨」ある日、五歳位の“私”は母に見てはいけないと言われていた狐の嫁入りを見てしまう。家に帰ると母が恐い顔をして立っていた。狐が来て怒っていた、腹を切って謝れと言ってたという。一生懸命、死ぬ気になって謝って来なさいと母は言った。“私”は白鞘の短刀を持って、虹の下の狐の家に行くのだった。「桃畑」桃の節句の日、少年時代の“私”は不思議な少女(桃の精)を見る。少女を追って裏の桃の段々畑に出ると、人間と同じ雛人形が集まっていた。雛人形たちは桃の木を切り倒した“私”の家には行かないと言った。だが、ひとりの女雛が桃の木が切られるときに“私”は泣いてくれたということで、大勢の雛人形が舞を舞って、桃の花盛りを見せてくれた。(他「雪あらし」「トンネル」「鴉」「アルルのはね橋」「鴉のいる麦畑」「赤富士」「鬼哭」「水車のある村」)

解説

脚本・監督は「乱」の黒澤明。撮影は「優駿 ORACION」の斎藤孝雄と「乱」の上田正治が共同でそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1990)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:黒澤明
    出演:寺尾聰/倍賞美津子/原田美枝子/根岸季衣/井川比佐志/いかりや長介