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地図のない町

船山馨の原作の映画化で暴力とたたかう市民たちの物語

戸崎慎介が、東京に近い中都市のスラム東雲町に下宿したのには三つの理由があった。一つは医者として急患の病人を救えなかった責任感。一つは妹佐紀子が許婚者梶原と結婚する前、梓組の与太者に暴行され破談になり自殺未遂になったこと。もう一つは幼なじみの加代子がおちぶれてここで売春婦をしてい、昔の愛を取戻すためだった。慎介は善良で正直な老医師笠間の診療所で懸命に働いた。梓組の実体は近郊一帯を牛耳る暴力団で佐紀子の事件も警察は尻込み、梶原も仕返しを恐れ証言を否定し解決しなかった。梓組組長梓米吉は東雲町が市有地であるのに目をつけ、ここに市営アパートを建てひともうけしようとたくらんだ。

解説

「いろはにほへと」の共同執筆者・橋本忍と、中平康が脚色、「「キャンパス110番」より 学生野郎と娘たち」の中平康が監督した。撮影は「青年の樹(1960)」の山崎善弘。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1960)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:中平康
    出演:葉山良二/吉行和子/南田洋子/浜村純/宇野重吉/高野由美