「アワモリ君売出す」に つづくアワモリ君シリーズの第二作
予備校に通っているアワモリ洋品店の息子アワモリ九と、商事会社の給仕カバ山大学は大の仲よしだ。二人は一匹の捨て犬を拾った。アワモリ家ではおやじが犬が嫌いでひきとれない。大学家では小犬をスキヤキにしようとする始末、折しも通りかかったお嬢さんが大事そうに抱いていった。アワモリは彼女を元殿様の高山家の令嬢加代子と思いこみ悩んだ。夜遅く、変な男に追われる加代子にめぐりあい、二人は刑事をよそおって男を追い払った。加代子は今さら高山邸の門衛の娘ともいえず、アワモリもまた早慶大学のインド哲学科専攻と称してしまった。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
解説