われ一粒の麦なれど

松山善三が監督した社会ドラマ

農政省官吏坂田昌義は、ある日、異常に興奮し泣き叫ぶ女性からの電話を受けた。それは子供が小児麻痺にかかったことを主人にうったえる間違いの電話だった。それから数日、坂田はテレビで小児麻痺患者の惨状をとらえたニュースを見て、あのときの悲痛な電話の声が再び生々しく呼び返された。それからというもの、小児麻痺撲滅が坂田の念願となった。そんなある日、坂田の契約恋人でバーのホステス由美から、北海道で大量発生した小児麻痺患者の惨状を取材したアジアTVの報導員熊谷を紹介された。坂田は熊谷から小児麻痺の予防薬としてソ連のセービン博士がつくった生ワクチンがあることを聞き、早々ポリオの権威平岡教授のところへ、その安全性を確めにいった。しかし平岡教授にも、その安全性を絶対的に裏づける力はなかった。

解説

「みれん」の松山善三のオリジナル・シナリオを「名もなく貧しく美しく」の松山善三が監督した社会ドラマ。撮影は「くたばれ!社用族」の村井博。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1964)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:松山善三
    出演:小林桂樹/菅井きん/原地東/池沢均/岡村文子/水谷良重/田崎潤/大村崑/長谷川哲夫/中原成男