踏みはずした春

藤口透吾の「B・B・Sの女」を映画化したもの

バス会社に勤める緑川奎子はB・B・S(ビッグ・ブラザース・アンド・スターズ)のメンバーになった。B・B・Sとは非行少年少女たちを兄や姉の立場になって更生させる運動のことである。信夫は彼女が始めて扱う少年であった。彼は父親殺しの未遂で少年院から出たばかりだ。最初の夜、信夫は奎子をジャズホールに連れて行った。酔った奎子が気づいたとき、二人はホテルの一室にいた。しかし、信夫は彼女が心をきめて風呂に入っている間に、姿を消した。今日は気がむかねえから−−という置手紙を残して。奎子はそんな危い目に逢ってもひるまなかった。信夫も彼女に親しみ姉ちゃんと呼んだりした。奎子は信夫が中学時代の同級生和恵を好きなのを知ると、彼女に近づいて行った。幼稚園の事務員をしている彼女だけが、信夫の純粋な気持を引き出せたのだ。が、信夫の行いは荒んで行く。

解説

寺田信義・岡田達門が脚色、「暗黒街の美女」の鈴木清順が監督、「麻薬3号」の山崎善弘が撮影をそれぞれ担当した。「血の岸壁」の左幸子、「美しい庵主さん」の小林旭、浅丘ルリ子のほか、二谷英明、東谷暎子、夏川静江などが出演する。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1958)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:鈴木清順
    出演:小林旭/田中筆子/左幸子/平井洋美