河内山宗俊

身売りされる少女を救うために命をかけて立ち上がる無頼の男たちを描いた時代劇

酒屋で生計を建てているお波には広太郎という弟がいるが、彼は無頼に憧れ賭場に出入りし始めていた。そんな弟を心配するお波だった。所場代を取り立てて歩く森田屋用心棒金子市之丞はそんなお波をいじらしく思いわざと所場代を取り立てないでいた。ある日広太郎は店に来ていた侍から小柄を盗む。露店の賭け将棋に興じていた河内山宗俊は、それを見ていた広太郎の忠告からいかさまを見抜き逆に50両をせしめる。家に帰った宗俊は、弟を心配して訪ねてきたお波と出会い、広太郎を探すことを請け合う。

解説

江戸時代に実在し、講談や歌舞伎の演目にもなった河内山宗俊一党のストーリーを、「怪盗白頭巾」の三村伸太郎が脚色、山中貞雄が監督した。撮影は「新曲五郎正宗」。音楽は「大菩薩峠 鈴鹿山の巻 壬生島原の巻」の西梧郎。出演は「街の入墨者」の河原崎長十郎、中村翫右衛門ら前進座の面々。また当時15歳の原節子が出演している。現存しているフィルムは、広太郎と三千歳のラブシーンと森田屋が三千歳を呼ぶ場面が欠落した82分版。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1936)
  • ジャンル
  • 任侠/時代劇 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:山中貞雄
    出演:河原崎長十郎/中村翫右衛門/山岸しづ江/高勢実乗