雲がちぎれる時

田宮虎彦の『赤い椿の花』を「猟銃」の五所平之助が監督した文芸編

四国の南端に近い、悪路で有名な菅多峠を、三崎が運転するバスが登って行く。彼は車掌の川口加江子と近く結婚することになっていた。そのバスの客の中に、三崎には忘れることのできない女性、市枝が乗っていた。−−三崎は子供の頃、両親を失い市枝の家に引取られ世話になった。しかし、戦争は裕福な市枝の家にも相次ぐ不幸をもたらした。市枝は知人をたよって東京へ、三崎は地元の工場で働いた。戦争が終った。三崎は市枝を探すため、トラックの運転手になり荒稼ぎをした。その頃、市枝は東京の小さな診療所の看護婦をしていた。そこで二世のキムラと知りあい、二人は結ばれユリという子供を生んだ。間もなくキムラは朝鮮戦線で戦死、ユリも重い病気にかかった。

解説

田宮虎彦の『赤い椿の花』を、「「挑戦」より 愛と炎と」の新藤兼人が脚色し、「猟銃」の五所平之助が監督した文芸編。撮影も「猟銃」の竹野治夫。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1961)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:五所平之助
    出演:佐田啓二/有馬稲子/仲代達矢