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ターザン紐育へ行く

平和なターザンのジャングルに、アメリカから輸送機で飛んできたのは、サーカスの支配人サンドだった。目星しい野獣を生け捕るのが目的だったが、小ターザンのボーイが象を自由に使うのを見ると、連れ帰ろうと企む。操縦士シールズは反対だったが、人食蕃人が気絶しているターザンとジェーンの周囲に放火したので、2人が焼け死んだと思ったボーイは、サンドの命のままにニューヨークへ行く。焼け死んでしまう間際にチータに救われたターザン夫婦は、ボーイを取り返しにニューヨークへ飛ぶ。ジェーンはターザンがターザン流に取り返すというのを、文明国では法律の手で取り戻すのだといって法廷へ持ち出す。ところがサーカスの持ち主サージェントは3000ドルの保証金を出して、ボーイを入国させ更に養子の手続きを済ませており、ジェーンもうっかり証人席でボーイは拾い子だと口をすべらせたのでサージェント側が形勢有利となる。ターザンは相手方の弁護士とサンドに乱暴したため、拘留されてしまう。操縦士シールズとその恋人コニーの助力も、すべて水泡に帰したので、ジェーンはターザン流にさせるのだったと後悔する。それを聞くとターザンは監房を脱出し、摩天楼ジャングルを跳び伝わって、サーカスのあるブルックリンへタクシーを飛ばす。しかしブルックリン橋で警察自動車に囲まれたので、彼は河中に跳込み首尾よくサーカスに辿りつく。サージェントとサンドはボーイを連れて高飛びしようとするところだったが、一旦わなに落ちて猛獣檻に投げ込まれたターザンは、象群の助力で檻から出ると、象たちに進路を遮られて徒らに右往左往するサージェントの自動車に跳乗り難なく悪漢を殴倒してボーイを助ける。ターザンは法律を破ったかどで60日の拘留を宣告されたが、情ある刑事は執行猶予にしたので3人はジャングルへ無事に帰ることができた。

解説

「ターザンの黄金」「猛襲」と同じく、ジョニー・ワイズミュラーがモーリン・オサリヴァンとジョン・シェフィールド少年を相手に主演する映画で、1942年作品。「ターザンの黄金」のマイルス・コノリーが自ら書きおろしのストーリーを、ウィリアム・R・リップマンと協力脚色し、「ターザンの黄金」「猛襲」「逆襲」のリチャード・ソープが監督し、シドニー・ワグナーが撮影した。助演は「聖処女」のチャールズ・ビックフォード、「美人劇場」のポール・ケリー、ヴァージニア・グレイ、「ブーム・タウン」のチル・ウィルス等である。

  • 配給
  • セントラル
  • 製作国
  • アメリカ(1942)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト