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ポー川のひかり
ポー川のひかり
ポー川のひかり

ポー川のひかり

その人は希望のひかりを残していった

イタリアのボローニャ大学。夏季休暇に入ったばかりの図書館で、大量の古文書が釘で打ち抜かれる事件が起きる。容疑者は将来を嘱望される若き哲学教授。学年末の授業を終えた後、姿を消した教授は密かに旅立ち、途中、所持品のほとんどを捨ててしまう。ポー川の岸辺に廃屋を見つけて住み始めると、やがて近隣に暮らす人々が集まりはじめ、キリストによく似た風貌の教授を囲み、ワインを飲み語らうようになる。

解説

本を読むより友人とコーヒーを飲むほうがいい。宗教にも書物で得られる知識にも、絶え間ない紛争と不条理な悲劇を繰り返す世界を救うことはできないと確信した宗教学者は、身一つでアカデミックな世界とは無縁な人々と交じり合い、自分の心で感じ、そこに浮かんだ言葉にこそ価値があり正しいのだと静かに説いてゆく。名作『木靴の樹』『聖なる酔っ払いの伝説』、 最近では『明日へのチケット』の一篇などで物語を語り続けてきたイタリア映画界の巨匠エルマンノ・オルミは、自ら最後の長編劇映画と位置づける集大成的作品で、聖書を巧みに取り入れ、救世主となる主人公に滋味あふれる言葉を語らせることで真の希望を描き出す。

2009年8月1日より岩波ホールにて

  • 配給
  • クレストインターナショナル
  • 製作国
  • イタリア(2006)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督・脚本:エルマンノ・オルミ
    出演:ラズ・デガン/ルーナ・ベンダンディ/アミナ・シエド/ミケーレ・ザッタラ/ダミアーノ・スカイーニ/フランコ・アンドレアーニ

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