女は二度生まれる

富田常雄の「小えん日記」の映画化で、「特急にっぽん」の川島雄三が大映で初めて監督した作品

靖国神社の太鼓の音がきこえる花街。芸者小えんは建築家の筒井の胸にいだかれていた。「お名刺いただけません、だってもしもって時いい訳が利かないんですもの、恋人の名前も知らないんじゃ」。売春禁止法も彼女にとってはなんのこうそくも感じさせなかった。ともかく、毎日がけっこうたのしかった。そんな彼女にも心をときめかすことがあった。それはお風呂屋への行きかえりに顔を合わせる大学生牧純一郎に行きあう時であった。しかし彼女の毎日は、相かわらず男から男へと、ただ寝ることだけの生活だった。そんな時知りあった寿司屋の板前、野崎にふとふれあうものを感じ、おトリさまに一緒に行き商売をはなれて泊ったりした。だが、この野崎も将来のことを考え、子どもまである女のところに入婿に行ってしまった。

解説

富田常雄の「小えん日記」の映画化で、井手俊郎と川島雄三が脚色し、「特急にっぽん」の川島雄三が大映で初めて監督した。撮影は「好色一代男」の村井博。 (キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

  • 配給
  • -
  • 製作国
  • 日本(1961)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:川島雄三
    出演:若尾文子/藤巻潤/山茶花究/フランキー堺/山村聡/山岡久乃/高野通子/高見国一/村田知栄子/村田扶実子