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生活と恋愛

ボップ・ペイリーは学友のトム、フレッド、スマッヂの3名と共に大学を卒業し、希望を抱いて校門を出た。新聞記者志願のボップは建築家志望のトムと相携えて紐育へ赴いたが就職こそ出来たが2人とも給料は生活にも困るほどの薄給であった。トルーディーはトムと貧乏暮らしでもする覚悟で紐育へ出てきて、図書館に勤めているスーザンのアパートに同居した。その頃フレッドの妹ジョーンは、身分違いだと両親に反対されながらも、ボップに恋をしていた。ところがトルーディーがトムと同棲する様になったので、ボップはスーザンと知り合いになりある夜相携えて場末の拳闘試合を見に行った。意外やリングで打ちのめされている男は卒業以来消息の絶えていたスマッヂだった。スマッヂは飢餓に迫られて何の心得もない拳闘の試合に出たのだ。ボップはスマッヂを連れ帰っていたわった。そしてスマッヂとスーザンは愛し合う仲となり、やがて結婚した。しかし2人の幸福は余りにも短かった。スチーヴン・ホーンプロウの店の配達夫に雇われたスマッヂは同僚が働いた悪事の巻き添えを食って首にされ、同時にスーザンも結婚している事が知れて図書館を解雇された。かくて再び飢餓に襲われたスマッヂは質入れにいって、質屋の主人と口論を始めた為に強盗と間違えられ警官に射殺されてしまった。ボップはその惨ましい姿を死骸収容所で見たのであった。その日トルーディーはトムとの間の子供を産んだ。そしてフレッドの父親が銀行の破産の責任を負って自殺したために、ジョーンは母や家の為に貧乏記者のボップとの結婚を断念してスチーヴンと結婚する決意をした。それを聞かされたボップは果てし無い憂鬱と侘しさに絶望的な気持ちで、当てもなく街を歩き回った。大学卒業生という肩書の何と無価値なことか、それを考えくるとボップは暗然となるのだった。数週間後ボップがトムを訪れると、そのところにジョーンが来ていた。愛の家庭を持つトムは、ジョーンにスチーヴンとの結婚などは断念して、愛し合っているボップと結婚せよ、とさとしたのであった。

解説

「南風」「ベンガルの槍騎兵」のフランチョット・トーンが主役を勤める映画で「若き血に燃ゆる頃」の脚色者ロバート・リー・ジョンスンが書き下ろした物語を「殺人鬼と光線」のユージーン・ソロウと共同して脚色し「吾れは愛せり」「紅唇罪あり」と同じくアルフレッド・E・グリーンが監督に、ジェームズ・ヴァン・ツリースが撮影に当たった。トーンをめぐって「最初の接吻」「今日の男性」のジーン・ミューア、「五十六番街の家」のマーガレット・リンゼイ、「雲とつばさ」のアン・ヴォーザーク及びロバート・ライト「お姫様大行進」のロス・アレクサンダー、「歓呼の嵐」のディック・フォーラン、「麦秋」のアディスン・リチャーズ、チャールズ・スターレット、ラッセル・ヒックス、ヘンリー・オニール等が出演している。

  • 配給
  • 製作国
  • アメリカ(1934)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト