今夜、列車は走る
今夜、列車は走る
今夜、列車は走る

今夜、列車は走る

鉄道員の受難を描く、アルゼンチンの社会派監督の挑戦

鉄道を中心に栄えたアルゼンチンの小さな町。ここにも民営化の波が押し寄せ、ある日突然、路線の廃止が通達される。交渉に臨んでいた組合長は、悲観して自ら命を絶ってしまう。組合員に促されたのは、自主退職。鉄道員のカルロスとブラウリオらはそれに反対、退職届にサインできずにいた。一方、退職を選んだゴメスが得られた仕事はサンドイッチマンだった…。

解説

アルゼンチンは1857年の開通以来、鉄道によって経済を発展させてきた国。本作の背景として、91年からの分割民営化政策によって、およそ6万人の鉄道員が失業したという事実がある。自由主義経済を押し進めるために行われた一連の政策により、失業率が急上昇、貧富の格差が広まっていったと言われる。本作で描かれている鉄道員たちは、この時代を象徴する失業者の姿であり、庶民の姿なのだ。監督はアルゼンチンの新鋭監督ニコラス・トゥオッツォ。鉄道員の受難を描いた作品に、イギリスのケン・ローチ監督の『ナビゲーター ある鉄道員の物語』があるが、ローチ監督の如く、現実を厳しい視線で直視した作風に威厳が感じられる。

2008年4月12日よりユーロスペースほか全国にて順次公開

  • 配給
  • Action Inc
  • 製作国
  • アルゼンチン(2004)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:ニコラス・トゥオッツォ
    出演:ダリオ・グランディネティ/メルセデス・モラン/オスカル・アレグレ/ウリセス・ドゥモント/パブロ・ラゴ/バンド・ビリャミル

公式サイトはこちら