ビルマ、パゴダの影で

ビルマ、パゴダの影で

「観光用」と称してビルマに潜入したカメラが捕らえた人々の素顔。虐げられた少数民族の痛ましい証言が語られる

ビルマに魅了されたアイリーヌ・マーティーは、深刻な人権侵害の事実を知り、調査を続けるうちに取材を決意する。観光用のPR番組と偽り、ビルマでの潜入撮影を決行。そしてタイの国境地帯を訪れ、難民キャンプに住む少数民族たちの貴重な証言を得る。パゴダ(仏塔)が立ち並ぶ穏やかな仏教国の見えない部分で行われている圧政。迫害され続ける人々が訴える真実とは?

解説

北朝鮮のようにニュースバリューのある人物がいないせいか、ミャンマーの独裁国家ぶりは日本では伝わりにくいかもしれない。せいぜいスター性のあるアウンサンスーチーにスポットが当たるくらいだ。このドキュメンタリーが光を当てているのは、そうしたニュースになりにくい、国境地帯に多く住む少数民族への苛酷な弾圧ぶりだ。目の前で両親を殺された子どもたちは、大きくなったら銃を手にとって国軍兵士たちに復讐したいと言う。ゲリラを育てているのは、軍事政権自体が作り出している「憎しみ」の行為なのだ。その軍事政権を、間接的ながら支援している国の中に日本もいる。痛ましい子どもたちの声に耳を傾け、そのことを考えてみよう。

2008年3月15日よりアップリンクXにて

  • 配給
  • アップリンク
  • 製作国
  • スイス(2004)
  • ジャンル
  • ドキュメンタリー 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:アイリーヌ・マーティー

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