おそいひと
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モノクロ、ノイズで描かれる身体障害者の狂気

電動車椅子で移動し、ボイスマシーンで会話する重度の身体障害者・住田は、介護者のサポートを受けながら一人で暮らしている。また、バンドマンの友人たちと時に酒を飲みながら、平穏な日々を過ごしていた。やがて、彼のもとに介護を経験したいという大学生・敦子が現れる。その時から住田の気持ちに変化が現われる。ある日、敦子が何気なく発した言葉「やっぱり普通に生まれてきたかった?」を聞いた時、住田の中で何かが弾けた。

解説

3年前の「TOKYO FILMEX」で上映され、重度の脳性麻痺を持つ障害者が連続殺人を犯すというセンセーショナルな内容が話題となり、その過激さから公開を見送られ続けてきた作品。主役の住田を演じた住田雅清は実際に劇中と同じような生活をしながら、障害者の支援に心血を注ぐとともに、バンドを組んでライブ活動を行っている人物だ。障害者が常軌を逸した行動に出る本作は、障害者というだけで、過激な表現が制約されてきた日本映画界に一石を投じる作品といえよう。尚、柴田監督の大学時代の同輩の、今をときめく山下敦弘や熊切和嘉が本作に参加している。

2007年12月1日よりポレポレ東中野(レイト)にて

  • 配給
  • シネマフィルム
  • 製作国
  • 日本(2004)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:柴田剛
    出演:住田雅清/とりいまり/堀田直蔵/白井純子/福永年久

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