フラッシュ・ゴードン

近未来のアメリカ東海岸一帯。その日、人々は暗闇の中で目ざめた。陽はとっくに昇っていいはずの時刻だ。早速科学者たちが召集され、この異常現象の調査が始められた。その結果未知のエネルギー放射線の仕業で月の軌道が12度ずつずれ、皆既食が起こったことが判明した。元NASA(米国航空宇宙局)の原子力科学者ハンス・ザーコフ博士(ハイアム・トポル)は、恐るべき事実をキャッチした。それは、月の軌道が12度ずつずれていくと、10日以内に月が地球に衝突し、人類ともども地球が壊滅するというのだ。ザーコフ博士は、その放射線を探り、それが惑星モンゴから発信されていることをつきとめた。そして、フットボールのヒーロー、フラッシュ・ゴードン(サム・ジョーンズ)を自作のロケットに乗せ、ザーコフ博士はこの大惨事を未然に防ぐべくモンゴ星を目ざして向かった。恋人デイル・アーデン(メロディ・アンダーソン)と共にモンゴ星に到着したフラッシュは森の王国アーボリア、空中都市フリジアなど、見たこともない巨大な凍ったダイヤのような世界を驚異をもって眺めた。そこにはホークマン(鷹人間)と呼ばれるエイリアンが住んでおり惑星アクエリアからはトカゲ人間が現われた。2人は、遂にモンゴ惑星の悪の軍団と遭遇し、その支配者、皇帝ミン(マックス・フォン・シドー)と姫オーラ(オルネラ・ムーティ)の無慈悲で残忍な独裁ぶりを目にする。彼らの側には悪漢クライタスと、その手下カラ(マリアンジェラ・メラート)がいたが、フラッシュらは、皇帝に反抗する銀河王国の息子バリン(ティモシー・ダルトン)とその配下の樹木人間部隊の協力を得て反乱軍を組織した。やがて壮絶な宇宙戦争が展開され、見事、フラッシュは、ミン皇帝一味を倒すのだった。

解説

未知のエネルギー放射線のために月の軌道がずれ、10日以内に月が地球に衝突するだろうという恐るべき事態をむかえた人類が、フットボールのヒーロー、フラッシュ・ゴードンの力を得て宇宙の平和を守るというアレックス・レイモンドの新聞連載マンガを基にしたSF映画。製作総指揮はバーナード・ウィリアムス、製作はディノ・デ・ラウレンティス、監督は「電子頭脳人間」のマイク・ホッジス、脚本はロレンゾ・センプル・ジュニア、撮影はギルバート・テイラー、音楽はクイーン、編集はマルコム・クック、美術はジョン・グレイスマークとノーマン・ドーム、特殊効果はグレン・ロビンソン、ジョージ・ギブスとリチャード・コンウェイが各々担当。出演はサム・ジョーンズ、メロディ・アンダーソン、オルネラ・ムーティ、マックス・フォン・シドー、ハイアム・トポル、ティモシー・ダルトン、マリアンジェラ・メラートなど。

1981年2月21日より

  • 配給
  • 20世紀フォックス
  • 製作国
  • アメリカ(1980)
  • ジャンル
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  • スタッフ・キャスト