不機嫌な男たち

2色の画面で幻惑する心理サスペンス

幼馴染みのムノとジョンギュは30代半ばになり、自分たちの若さが失われつつある事を感じていた。行き場の無い虚無感を覚えた二人は、行きずりの女性と関係を持ってしまう…。ムノは作家業を専念するために会社を辞めていたが、妻子をかえりみずネットで知り合った女性に興味を抱いていた。一方のジョンギュは研究所に勤めているが、いつも勤務態度を上司に責められている。恋人はいるが、初恋の人を忘れる事ができない…。

解説

2部構成の形式をとっている本作は、おのおのブルーとレッドを強調した2種類の映像を交互に挟み込むというスタイルで話が展開されていく。冷たいブルートーンの画面は、厳しい日常をリアルに描き、暖色のレッドトーンでは、二人が夢見る“もうひとつの現実”を描写している。監督ミン・ビョングクのこうしたスタイルは、彼が助監督時代に師事したホン・サンスのそれによく似ている。人間の性(さが)を冷静に、かつ冷徹に見つめる、韓国インディーズ映画界の新しい才能といえるだろう。本作は2004年の東京国際映画祭において、最優秀アジア映画賞に輝いている。

2007年2月17日よりシアター・イメージフォーラムにて

  • 配給
  • ムービーネット
  • 製作国
  • 韓国(2004)
  • ジャンル
  • ドラマ 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督・原作・脚本:ミン・ビョングク
    出演:チョン・チャン/キム・ユソク/ユン・ジヘ/シン・ソミ

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