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スタアと選手

ニューヨークのレストランで女給をしているメーベル・オデーアは、失業新聞記者ライリーに料理を無代で食わしたため首になる。彼女は依然女優をしていた事のある叔母ミミと一緒に住んでいた。ライリーは有名な興業家シャーマンと知友であると嘘をいったので、メーベルを紹介してやらねばならぬ羽目になる。劇場へ行くと彼は主演俳優ロニイをシャーマンだと思ってメーベルを引き合わせる。ロニイは面白がってシャーマンに成り済まして明日会う約束をした。次の日2人が劇場へ行ったが、メリーの才能は巧く皆に認められ採用される事になった。数週後重量拳闘選手権挑戦のためラリー・ケーンがマネージャーのポップと一緒に上京し、メーベルの住んでいるホテルに宿泊した。ところが試合の前夜、真上の部屋で彼女が遅くまで舞踏の練習をしているのでケーンは寝付かれない。彼はメーベルの部屋へ行って怒鳴りつけたがかえって彼女に突き出され、その夜は興奮して碌々眠れず、とうとう睡眠不足で試合に負けてしまった。その内メーベルはロニイと共同で一座を樹てたが容易に人気がでないので、ライリーは彼女に華やかな噂がないせいだと、二度目の挑戦で選手権を獲得したケーンと彼女が恋に落ちたという噂を勝手に触れ回った。二人はお互いに憎み合っているのだが、仕方なく公衆の前では愛し合っているような風をしている内に、次の試合が一週間後というときになって本当に愛し合っている事に気付いた。二人はお互いに各自の商売を嫌って早く堅気になりたいと話し合うのを聞いて、驚いたライリーは、策を弄して再びメーベルとケーンを喧嘩別れさせた。誤解した彼女は立腹してロニーと婚約したが、ミミに本当の事を聞かされ急いで試合場へ飛行機を飛ばす。場内ではケーンが優勢であったが、駆けつけたメーベルの声援に面食らった介添えドドが間違えてタオルを投げ込んだので、ケーンは技倒負けとなった。彼は全財産をこの試合に賭けていたので一文無しになったが、腹立ちまぎれに相手のトムに賭けたメーベルは大儲けしたので、二人はその金で堅気の商売を始めることになる。

解説

「砲煙と薔薇」「虹の都へ」のマリオン・デイヴィースと「妻と女秘書」「野性の叫び(1935)」のクラーク・ゲーブルが顔合わせする映画で、H・C・ウィトワーが書き下ろし、「青春の抗議」のレアード・ドイルが脚色、「カリアンテ」「シスコ・キッド(1935)」のロイド・ベーコンが監督に当たり、「カリアンテ」のジョージ・バーンズが撮影したもの。助演俳優は「スイート・ミュージック」のアレン・ジェンキンス、「盲目の飛行士」のロスコー・カーンス、「オペラ・ハット」のウォルター・カトレット、新顔のデヴィット・カーライル、「春を手さぐる」のルース・ドネリー、「愛の弾丸」のバート・ケルトン、「聖林裸道中」の老ウィリアム・コリアーその他である。

  • 配給
  • 製作国
  • アメリカ(1936)
  • ジャンル
  •  
  • スタッフ・キャスト