島ノ唄

“島で生きる”ことを詩的に紡ぐ、美しいドキュメンタリー

奄美や沖縄の島々を20年にわたって訪れている詩人・吉岡剛造。彼は今回の旅で、沖永良部島、加計呂麻島、沖縄本島、奄美大島をたずねた。ヤマトだけでなく周辺地域やアメリカの影響も受けているこの地には、特有の文化がある。そしてその中で暮らす人々は、それぞれ己の「島ノ唄」を歌っている。島々を歩いてそんな「唄」に身を浸した吉岡は、やがて自らも言葉を綴り、唄い始めるのだった…。

解説

日本を代表する詩人・吉岡剛造とともに、沖縄の島々を巡るドキュメンタリー。彼の肩越しに見えてくるのは、島の生命力あふれる自然、独特の文化、そして島人たち。“黙認耕地”で野菜作りをしながら故里の唄を作る老人や、ヤマトから来た作家と恋に落ちた女性、ハブに噛まれたのが原因で片足を切断したにも関わらず、ハブを“山神様”と呼ぶ96歳の唄者らの姿を通し、“島で生きる”ということのエッセンスを映し出していく。そして、島の空気を目いっぱいに吸い込んで紡ぎ出された吉岡剛造の詩は圧巻。あふれ出す言葉の奔流は、自然の音とともに、島に美しく鳴り響いている。

2006年8月5日よりポレポレ東中野にてモーニング&レイトショー

  • 配給
  • 『島ノ唄』上映委員会
  • 製作国
  • 日本(2004)
  • ジャンル
  • ドキュメンタリー 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:伊藤憲
    出演:吉岡剛造/松田栄喜/島尾ミホ/里栄吉

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