ジョルジュ・バタイユ ママン

何もいらない、ママさえいれば。

自堕落な父親と二人で暮らしていた17才のピエールは、父と離れ、母親と生活することを選ぶ。母親とは、長い間、会っていなかったが、久しぶりに再開した母は、少年時代に崇拝してたままの美しい女性だった。愛するママンを独り占めできる喜びに心躍らせていたピエールだったが、喜びはすぐに打ち砕かれる。ママンには、ピエールが知らない、秘密の素顔があったのだ。しかし、不道徳で魅惑的なママンと友人たちの危険な戯れに、次第にピエールものめりこんでいく。そして、残酷で暴力的な愛の世界を知っていく。

解説

20世紀フランスを代表する思想家、ジョルジュ・バタイユの「聖なる神」を、『NOVO/ノボ』のクリストフ・オノレが映像化。文学、芸術、政治、エロティシズム。原作は、三島由紀夫、岡本太郎ら、時代の先駆者に影響を与えた問題作で、映像化は不可能だと言われていた。「エロスとは、死の意識と結びつく」というバタイユの言葉に象徴されるように、本作はスキャンダラスな場面の連続。暴力的な描写の奥から、生きる意味を問いかけている。退廃的な母親を『ピアニスト』のイザベル・ユペール、そして、ピエールを、『ドリーマーズ』のルイ・ガレルが演じている。原作の格調高さが損なわれることなく、暴力的なシーンも、美しく見せているのはさすが。

2006年7月1日よりテアトルタイムズスクエア(レイト)ほか全国にて順次公開

  • 配給
  • アット エンタテインメント
  • 製作国
  • フランス(2004)
  • ジャンル
  • アダルト 
  • スタッフ・キャスト
  • 監督:クリストフ・オノレ
    出演:イザベル・ユペール/ルイ・ガレル/エマ・ドゥ・コーヌ

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